「できマウス3。」や「できマウス。」で利用できるオプションに、「Φ3.5x12ユニット。」があります。この「Φ3.5x12ユニット。」は、こんなやり取りから生まれました。
ある日、支援学校の先生から電話がありました。
先生:あのー・・・「できマウス。」には、スイッチを10個接続できないでしょうか?
Deki:えっ???
先生:無理ですよね・・・
Deki:先生、10個もスイッチが操作できるのでしたら、キーボードも操作できるのではないですか?
先生:いえ、10人でそれぞれ1個ずつスイッチを持つんです。
Deki:???
先生:私は、パワーポイントを使って、赤や黄色の画面を表示し、その色を持った子がスイッチをONします。
Deki:???
先生:それぞれのスイッチには、JoyToKeyを利用して0から9までを設定します。
0から9までの数字キーで音階の出るソフトがあり、これで、クリスマス会で、みんなでクリスマスソングを演奏したいと思っているんです。
数日後・・・
先生:生徒たちは、なんとか頑張ってスイッチを押してくれました。ゆっくりではありましたが、クリスマスソングが演奏でき、演奏が終わると、ご父兄も含め、やったー!!!という充実感を味わうことができました!
「できマウス。」の設計段階で、スイッチを12個接続可能にしたことが、偶然に役立った瞬間でした。