みんなと同じようにPC操作をしたい。その願いのお手伝いができたらうれしいです。

”視線入力で特許申請”に思う

視線入力に関しての特許を申請されたことをfacebookで知って、素直に”いいね”ができませんでした。
「できマウス。」プロジェクトでは、2001年に「できリング。」を発表しました。
http://dekimouse.org/wp/app/dekiring/
当時、数名の方から「特許申請すべき・・・」と助言をいただきました。福祉機器展示会の来場者からも特許について聞かれたことがありました。
オペレートナビの当時の担当者からは、「このアイディアは浮かばなかった」と言われました。
今では、当たり前にオペレートナビや伝の心のマウス移動操作時に移動方向案内として利用されております。

自分のアイディアを他者に特許として申請されて、自分のアイディアが他者の特許に縛られる心配がある場合は、”公知”を利用すれば良いと思います。
公知とは:特許法は出願の前に「公知」となっている発明、つまり公然と知られた発明については、「新規性」がないとして原則として出願を拒絶し、特許権を付与しません。

IT機器操作においての障がいの内容は、多種多様と思います。仮に視線入力のアプリや支援機器を例にとっても同じだと思います。
今回の特許申請の内容までは公開されておりませんので、取り越し苦労かもしれませんが、特許というものは、その侵害を防止するため、広範囲にわたって記述があるものと思っております。
支援機器や支援アプリについての特許申請によって、これから開発される方々に影響がなければと願うものです。
多くの方々や企業に参加していただき、愛ディアを出し合って形にして、笑顔が一人でも増えればと願うものです。

「できマウス。」プロジェクト 代表 町田 健治


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